2010年11月8日月曜日

戦争とレイプ(3)コンゴのレイプ地獄から逃げて国境でも輪姦


R18
以前、コンゴのレイプや虐殺の事件でヒラリー・クリントン国務長官が現状に激怒して、新聞に寄稿までして現状改善を訴えたという話を書いたが、あれからもまったく現状は改善していない。

今後は今でも「女性にとってもっとも地獄に近い場所」のままである。クリントンが言ったように誰も現状を変える「魔法の杖」を持っていない。女性を殺害する斧はあるようだが。


激しい性暴力


殺害されたコンゴ女性の現場に残された遺体

最近では、コンゴとアンゴラの国境付近で、暴力から逃げてきた女性たちをアンゴラの男たちが組織的にレイプし続けていることが分かった。

地下牢に数週間閉じ込められて、繰り返し強姦されていたのだという。その数、700人以上。恐らく氷山の一角だから、現状はもっと凄まじいことになっているのだろう。

コンゴと言っても、ほとんどの日本人にはその場所がよく分からないと思うが、まずは地図で確認して欲しい。



この国がアフリカのど真ん中に近い位置にあることが分かる。アフリカのど真ん中の国は文字通り「中央アフリカ共和国」だがちょうどその下に位置している。

ここに問題がある。隣国を見てみればその「問題」が一目瞭然だ。大量虐殺のルワンダ、食人大統領アミンがいたウガンダなどがある。

コンゴ自身も政情不安に揺れているが、隣国の政情不安まで抱え込んでおり、現在の無法地帯ぶりは注目に値する。

特に女性に対するレイプは「伝統」になっており、そのレイプも容赦ない集団輪姦である。しかも政府軍が率先してレイプに走っている。ターゲットになった村は皆殺しの対象にもなる。



子供は連れていかれるが、それは子ども兵士にするためであり、それがまた別の問題を産んでいる(子供兵士)。

彼らは麻薬を与えられ、殺戮と暴力しか教えられないので、そのまま略奪と暴力が日常になってしまう。

欲しいものは略奪することしかしらないので、和解も妥協もない。ただ暴力に突き動かされて欲しいものを奪っていくだけだ。この子供たちが将来を担っても、やはり暴力が支配するだろう。

コンゴの反政府勢力には、ルワンダ解放民主軍(FDLR)というフツ族の武装勢力がある。これは1994年のルワンダ大虐殺(80万人が死亡)を引き起こした首謀者がいたコンゴの組織だ。

コンゴ軍は彼らの一部を吸収しているのだが、結局暴力しか知らない兵士が引き起こすのは暴力でしかない。

コンゴ軍も規律無視が発生しているが、、ルワンダ解放民主軍も元々規律などない殺戮集団だから、住民からしてみればどちらも同じ「悪魔」でしかない。

ターゲットにされた村は略奪、殺害、レイプの嵐が吹き荒れていく。あとに残されるのは凄惨な死体の山である。

輪姦と暴力に追い回されて生き残った女たちは首都キンシャサで売春するしかない。

14歳、15歳の孤児(みなしご)がほんの数ドル(2ドルや3ドル)で売春している。

エイズとマラリアと致死率90パーセントのエボラ出血熱がすべて同居し、暴力とレイプの蔓延する無法地帯。

そこから逃げ出すためにアンゴラに向かったとしても、今度はアンゴラの男たちによる組織的なレイプの標的になる。コンゴの女たちは、レイプと虐殺から逃れられるだろうか。

逃げようとした女の切断された足。見せしめだろう。

どのようにレイプされたか?


「第二次世界大戦以後、世界中どこを見回しても、今まで見たことのないようなサディスティックな性的虐待が行われており、コンゴ女性が標的になっている」

コンゴの状況に関しては、多くの人権団体が指摘するところだが、その深刻な状況をこのように説明していることを見ても分かるとおり、世界でもっとも女性に危険な地はここである。

1998年から2003年までの大量虐殺のあとにも、まったく集団レイプ事件はとまらず、むしろレイプだけが加速していくような異常事態になっている。

レイプされた女性は分かっているだけで数十万人に達しており、「その惨状は人間の理解を超えている」とも言われている。

一部の被害者は膣に重度の損傷を負っており、適切な医療を必要するということだ。どのような状況下で「重度の損傷」を受けたのか。

どのようにしてレイプされたのかを見れば、それが納得できる。レイプは以下のようにして行われていた。

・棒で膣を刺された。
・カミソリやナイフで切り裂かれた。
・ハサミを突き立てられた。
・自分の家族の前で犯された。
・膣に銃を突っ込まれて撃たれた。

最初にこれらの残虐行為を行ったのはルワンダの兵士だったが、コンゴ内の兵士、あるいはブルンジとウガンダのグループもまた加担していて、もはやレイプの無法地帯となっている。

レイプされる対象もまたすべての年齢にまたがっており、わずか3歳の幼児も、あるいは妊婦でさえレイプされたという。

そして、レイプされるのは女性だけでなく男性もだ。肛門を集団で犯されている。

これが、コンゴの「今」の状況である。




赤ん坊は略奪者には用のない「生き物」のようだ



〓 レイプ大陸


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